お墓の石の種類

墓石の種類

お墓に使われる石の種類は、国内外で約300種類ほどあります。
石を選ぶポイントは「硬い石であること」「吸水性が低いこと」「長持ちする石であること」が最も重要です。
それ以外では国産の石にこだわるか、色や模様の好みにこだわるかなど、人によって重視したいポイントが変わってきます。

それぞれの国や地域で取れる石に特徴があり、同じ形状の墓石でも、使う石の種類によってまったく違う印象を受けます。
どんな石がいいかわからなかったら、お墓参りに行った際、周りのお墓をみて好みの色や模様を選んでみるのも良いでしょう。
最近ではお墓に使われる石のサンプルを数多く揃え、実際に触って確かめることができる石材店や墓石屋さんが増えてきていますので、そのようなお店に行ってみるのも良いかもしれません。

国別でみる石材の特徴

お墓に使われる石は大きく分けて「日本国内産」「中国産」「インド産」「その他の国産」に分けられます。
それぞれの国の石の特徴をご紹介します。

日本国産の石日本はほぼ全国で様々な石材が産出されています。
国産の石材は200種類以上の銘柄がありますが、近年の価格の低い海外産の石材が多く出回るようになり、国産石材の産出量は年々減少傾向にあります。
一方、美しい模様や吸水性の低さ、硬度などが優秀な石材はブランド石として確立され、高級墓石用石材としてとても高い人気があります。

中国産の石中国産の石は約40年前から日本へ輸入されるようになりました。
以前は価格が低いなりの品質だと評価されていましたが、近年では品質に大きな改善が見られ、価格の割に高級感のあるお手頃の石材だという評価へと変わってきています。

インド産の石インド産の石は色艶が良く硬いため人気がありますが、産出量にムラがあり安定した供給が難しくなっています。
色が濃く、高品質なものが多いのが特徴です。

その他の国産の石墓石に使われる石材はヨーロッパやアメリカなどからも輸入されています。
ブルー系やピンク系などの個性的な色の石も多いため人気があります。

一般的に使用される石材

花崗岩(かこうがん)一般的に最も多く墓石に使われることの多い石です。
石英・長石・雲母を主成分とする深成岩(マグマがゆっくり冷えて固まったもの)で、耐久性に優れています。

安山岩(あんざんがん)花崗岩に次いで多く墓石に使用されています。
火山石(マグマが急激に冷えて固まったもの)のため耐久性、耐火性に優れています。

斑レイ岩(はんれいがん)カルシウムを含む長石・角閃石・カンラン石を主成分とする深成岩です。
黒色結晶質を持ち、磨くことで美しい黒色の石となります。

閃緑岩(せんりょくがん)一般的に黒御影石と言われる石材です。長石・雲母・角閃石・輝石を主成分とする深成岩です。
耐久性に非常に優れているものの、大きな原石が取れにくい石です。

きめ細かい模様が美しい国産石材

国産の石材はきめ細かい模様の美しい石が多いのが特徴です。
近年価格の安い外国産の石材に押され気味ではありますが、日本古来より使用されてきた伝統ある石はまさに日本の墓石に相応しいといえます。
国産の石材は数多くありますが、その中の一部をご紹介します。

庵治石(あじいし)香川県で産出される石材で日本産の御影石の最高峰といわれています。
石のダイヤモンドともいわれるほどの硬さと美しさを持っています。

本小松石(ほんこまついし)神奈川県で産出される石材。
緻密な石目と独特な模様を持つ石で日本三大最高級銘石のひとつです。

浮金石(うきがねいし)福島県で産出される高級黒御影石。
深く美しい色で緻密な石目を持っています。

大島石(おおしまいし)愛媛県で産出される青みのある石材。
年月がたつほど青みが増し、美しくなります。

吹雪石(ふぶきいし)福島県で産出される、深い青みをもつ石材です。
独特の美しい石目を持っています。

茨城青糠目石(いばらきあおぬかめいし)茨城県で産出される糠のようなきめ細かい石目を持つ石材で、日本三大最高級銘石のひとつです。

内垣石(うちがきいし)日本の石材の中で最も吸水率が低く、輝くような上質で美しい艶のある石材で、日本三大最高級銘石のひとつです。