お墓は建てたらそれで終わりではありません。その後長い間、管理し続ける必要があります。
こまめに掃除やメンテナンスに行ける場所にあれば良いのですが、少し遠い場所にあったり、あまり通うことができない場合のお墓はどうしても荒れがちです。
大切な人が眠り、自分もいずれは入る場所ですから、出来るだけきれいな状態で維持できたら良いのですが、なかなかそうもいかない事情もあるでしょう。
また、代々受けつがれてきたお墓がかなり傷んできてしまっている場合、お墓を綺麗に直したいけど、どうやったらいいのかわからないと悩んでいるという方もいるかもしれません。
そんなお墓のメンテナンス、リフォームについてご紹介します。
お墓のメンテナンスについて
お墓は建てたあとも定期的に掃除としないと荒れてしまいがちです。
いつのまにか水アカやコケがつき、敷いた砂利の間からは雑草が顔をだし、仏具が割れたり目地が切れたり、外柵が歪んでいるなんて場合もあるでしょう。
そのような状態のお墓をできるだけ綺麗に維持するために、できることをご紹介します。
ご自身でのメンテナンスが難しい時は、業者に依頼することも可能です。
お墓のクリーニング(お墓参り代行) まごころ
・目地切れ重い墓石といえど、経年劣化や地震の揺れの影響などで墓石同士をつないでいる目地が切れることがあります。
目地の欠けや切れは墓石同士がズレたり地震で墓石が倒れる原因にもなります。
最近では、地震などの揺れに強い免震対応の目地があります。
柔軟性があるため、幹線道路沿いや地震が多い場所などの揺れを吸収し、墓石への影響を抑えることができます。
・仏具の破損、劣化仏花を供えるための花立やお線香を置くため線香台などは、外気に触れるものなので劣化は避けられません。
昔のお墓などはプラスチック製や竹製の仏具も多く、ひび割れや水漏れなどを起こしやすくなります。
特に花立の水漏れは苔、カビの原因にもなりますので耐久性の高いステンレス製の仏具への交換をおすすめします。
・雑草砂利を敷いていても、その下が土なのでいつのまにか墓所内に雑草が生い茂っていることも珍しくありません。
あまりこまめに掃除に通えない場合は、砂利の下にコンクリートを流して雑草が根つくのを防ぐ雑草防止工事がおすすめです。
・墓石の汚れ雨風にさらされる墓石は、定期的に掃除をしないと汚れたりカビや苔がついてしまいます。
そのような場合は墓石を綺麗にクリーニングしたあとに防水剤やシリカガラスなどで墓石をコーティングする墓石コーティングがおすすめです。
墓石の表面を薄い膜で覆うため、カビや汚れがつきにくく、もしついてもすぐに落とすことができます。